リフォームとバリアフリー

リフォームを考える理由はそれぞれの家庭によって違うと思いますが、比率として高めなのが「高齢化」を意識しての家造りです。若いときや体力のあるときには特に気にならなかった段差や間取りも、足腰が弱くなってくると非常に使い勝手が悪いものに思えてきます。
ところで、現代の日本における平均世帯人数が何人か知っているでしょうか。実は「2人」なのです。世帯という言葉の響きからは、4~5人の3世代住宅などを思い浮かべますが、実際には一人暮らしの若者やお年寄りが増加したことで平均人数はどんどん低くなってきているのです。この世帯の人数によっては、リフォームをするときの家の構造は大きく変化することになります。特に子供の人数や成長の具合、性別や趣味にはかなり大きな影響が及ぼされると言ってもいいでしょう。
リフォームを考えるときには、現在の家族人数はもちろんのこと、以後数十年単位の人の移動も考慮にいれる必要があります。変わることが予想される場合はそれなりに、変わらないことが予想される場合にはまたそれなりに計画を積み上げてゆくことになります。可能であれば、将来の人数の変化に合わせ、フレキシブルに利用方法を変えることのできる構造にしておくことがベストです。
高齢化した家族像を意識するのであれば、できるだけ段差のないフロアデザインをし、廊下やトイレには幅をもたせてゆったり行動ができるような工夫を施しましょう。ただしあまりにも体を動かさなくてもよい構造は反対にマイナスになるという研究報告もあります。